2005年03月09日

「里山にも春の気配」

里山にも春の気配--藁ぞうり作り名人を尋ねる

雪囲い大呑の山手もそれほど標高が有るわけでもないが海岸縁と山手では積雪も倍ほどに違ってくる今日はわらじつくりをしている山崎町小川内の川上さんを尋ねてみた。国道より花園口よりおおよそ4kmほど山手に入った所にある。

ここは美味しい米つくりの集落だ、山間部の水田で大型機械など入る規模ではない。歩行型の田植え機、刈り取りはバインダー、乾燥は"はざ干し"山間部の棚田のため昼夜の温度差は大きい。そうしてつくった米だからこそ美味しい。

そして"はざ干し"だから稲藁も残る、まだまだ、稲藁を活用している。ここにきて目に付いたのが冬の雪囲い、トタンなどを使ってあるところもあるが、まだ筵(むしろ)を使っている家もある。一昔前まだは寺の雪囲いは必ずと言って筵(むしろ)で囲ってあった、その中でよく隠れん坊をしたものだ、筵(むしろ)が重ねてあるため隠れるにはちょうどよかった。また、筵(むしろ)の中は暖かかったような気がする。

余談になったが、川上さんのところに尋ねてみると、納屋でわらぞうり作りをしている、子供用のわらぞうりの注文かあって作っている所だという、先日も私の子供の通う保育園で、川上さんからいただいた物だといってわらぞうりを履いていた。今度は市内の何処かの保育園に持っていくのだろう。靴、スリッパと違って足の裏のつぼの刺激になっていいかもしれない。

納屋の中にはやっぱり筵がつんである。そして、納屋のあま(二階)にはわらがつんである。こうして保存しておきさまざまなことに利用するのだろう。

両足の親指に芯縄をかけ、慣れた手つきで編んでいく、器用なものだ。また、根気の要る仕事だ。(川上のおばちゃんは根気のいいことにかけては天下一品だ、よく何千ピースもあるジグソーパズルをよく作っていた。私の家にも頂いたものがある)

わらぞうりを作る名人 わらぞうり


まだ、この地域では稲作・藁文化が残っている。是非、この文化、技術を次の世代に伝えてほしい。せめて藁ぞうりの技術だけでも習いたいと思い。5、6人で伺うお願いをして、お礼を言って小川内の川上さん宅を後にする。
posted by 大呑@Shun at 17:19| 石川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大呑から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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